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2020.12.28

ローレンス・ウィナーのタイポグラフィ

ローレンス・ウィナーは60年代から続けているタイポグラフィ作品で知られています。自身の作品を「インフォメーション」と称し、言語や記号、それらが喚起する想像力に関心を寄せてきました。ウィナーにとって作品とは鑑賞者に伝達され、心象となることで初めて成立するものです。鑑賞者は物事に対してそれぞれ異なる経験を有し、それぞれに異なった心象を描きますが、そのどれもがウィナーにとって肯定しうるものです。
ローレンス・ウィナーのタイポグラフィに接すると、ホワイトスペース(その間の取り方)やレイアウト(遊び=ユーモア)に魅了されるのです。
シルクスクリーンプリントポスター3点とマルチプル1点、及び限定作品集を所有していますが、何故か全てドイツから入手できたのは謎。

ローレンス・ウィナー(Lawrence Weiner)
1942年、ニューヨーク生まれ。ニューヨークを拠点に活動をしているコンセプチュアル・アーティストです。彼は1960年代から一貫して、言葉・言語を使ったアートの制作に取り組んでおり、言語で作った自分の作品のことをスカルプチャー(彫刻)と呼んでいます。